いざ繁殖に成功しても、稚魚のエサがないと当然稚魚は育ちません。
そこで、ブラインシュリンプを孵化させているからと安心するのは危険です。
稚魚の大きさによってはブラインシュリンプを食べることができない種類もいます。
そこで、今回はブラインシュリンプを食べられない稚魚のためにインフゾリアを用意してみましょう。
ブラインシュリンプの孵化方法はこちら!
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インフゾリアとは
そもそもインフゾリアとは何なのでしょうか。
実はインフゾリアという名前の何かではなく、動物性プランクトンの総称なのです。
ミジンコとか、ゾウリムシなどがこのインフゾリアに当たります。
今、飼育している水槽にもこのインフゾリアはいます。
インフゾリアが必要なワケ
ブラインシュリンプを食べられないような小さな稚魚のために必要になってきます。
孵化したての稚魚はヨークサック(栄養の詰まった袋のこと)を持っているので
2~3日はエサを必要としません。
その後に与えるエサとして必要になります。
水槽内にインフゾリアがいるのに増やすワケ
水槽内にもインフゾリアは存在しているのに、なぜ増やす必要があるのでしょうか。
それは、稚魚だけでなく、ほかの魚もこのインフゾリアを食べているためです。
なので、放っておいても稚魚にいきわたるだけの十分な量を確保できないので
増やしてあげる必要があります。
インフゾリアの増やし方
インフゾリアはブラインシュリンプのように卵が売られているわけではありません。
そもそも肉眼ではほとんど見ることができないくらいに小さい微生物です。
ではインフゾリアをどのようにして増やすのでしょうか
準備するもの
- インフゾリアの素(あればで構いません)
- 普段飼育している水槽の水(1リットル)
- 1リットル以上入る容器
- レタスorキャベツの葉
- ビール酵母(あればで構いません)
- 牛乳(あればで構いません)
増やし方
準備した水槽の水を容器に注ぎます。
インフゾリアの素を小さじ1杯ほどを入れます。
ビール酵母or牛乳を1滴程度たらします。
ビール酵母は粉末の場合はごく少量だけ入れて少しかき混ぜればOKです。
(インフゾリアの素と、ビール酵母に関してはなくても構いませんがあった方が発生しやすいです)
キャベツorレタスを手で少し揉んでから水の中へ入れます。
2~3日程度すると水面付近に白い濁りが出てくるかと思います。
これがインフゾリアですので、スポイト等で吸い取って稚魚に与えてください。
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注意点
インフゾリアを増やす事はそれほど難しい事はありません。
しかし、以下の事は少し気にした方が良いかと思います。
水温は25~28℃くらい(もう少し高くても問題はないです)
臭いがキツイので、注意する。
インフゾリアを増やすことはそれほど難しいことではありません。
水温が極端に低いとダメだというだけで、後は放置しておけば勝手に増えてくれます。
しかし、臭いに関しては強烈です。特に牛乳を入れた場合…入れたほうが増えます。
ですが、この臭いだけが嫌すぎて、僕は入れずに増やしています。
それでも問題なく増えています。
まとめ
今回のインフゾリアの増やし方をまとめると
インフゾリアとは動物性プランクトンの総称
増やす際には水槽の水とキャベツかレタスを準備する
水温25℃以上で2~3日放置して、白い濁りができていれば増えている
白い濁りをスポイトなどで回収して稚魚に与える
牛乳を入れると強烈なにおいになる。
この記事を参考に元気な稚魚を育ててあげてくださいね。
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